私にしては珍しく
男性誌さんからの取材をいただきました
「男性は親権をとりづらい?」
と言う
最近となっては
もはや過去の遺産とも言えるような質問(失礼!)
なぜか
巷には「母性優先」と言う原理?制度?
のようなものが出来上がっているらしい
もちろん
法律にはそのような原理原則はない
法律にあるのは
「子の福祉」
のみ
とにかく
「子供のため」
「子供にとって」
「子供を保護」
だ
だって
当たり前だけど
離婚に子は関係ない
いわば、とばっちりだ
と言うのは
「親を選んで生まれてきたよ」
「人生を選んで生まれてきたよ」
と言う考え方とは
相反してはしまうのだが
とりあえず
狭い自分
今世のみの自分
生まれてきた自分
と言う視点のみから言うと
子供はみんな
両親、どちらとも好きだし
両親揃って暮らしていたのであれば
離れてほしくないとは、思う
まあ、これも
私のように
両親の離婚を経験してみて
終わってみて
振り返ってみると
どうして
あの時
あんなに
両親の離婚に嫌悪したり、反対したり、大事にしたのだろう
とは思うが
離婚しても
別々に暮らしても
むしろ
そのほうが
平穏無事な毎日や日常や関係性がやってきたのだから
でも
そうとは言っても
すでに物心がついてしまっていて
父と母がいるのが当たり前
と言う世界しか知らない子供にとってみては
両親が別々になるという
全く予想だにできない未知の世界は
恐怖でしかない
だから
できるだけ
子のダメージを減らそう
と言うのが
「子の福祉」
そのためには
これまでに
より多くの時間を共にしていた親と
引き続き、そのまま、共にしていた方が
子にとっては
ダメージが少ないだろう
と言う考え方
だから
いわゆるイクメンさんのお父さんで
お母さんよりも育児をしていたり
お子さんと過ごす時間がお母さんよりも多いようなら
お子さんにとっては
そのまま
お父さんと過ごす方が
良いだろう
と言う考え方
最近では
いわゆるイクメンさんもかなり増えてきた
昭和50年代以前生まれのお父さんたちは
男子厨房に入らずバリに
育児や家のことは
全部妻に任せています
みたいなことが多い
それに比べると
随分積極的なお父さんが増えたと言うのが印象だ
ってことで
今や、「ひとり親」は、母子に限らず、父子も同等
それなのに
父子家庭には児童扶養手当が認められていなかったとは!
それも認められるようになってまだ13年とは!
なんと
日本は遅れていることか 笑
男尊女卑?
男性優位?
の表れなのだろうか
そういえば
男女共同参画比率も
先進国の中ではかなり下位
今回の取材で私も知ったことだが
共同親権についても
先進国で取り入れていないのは日本くらいだという
ただ
日本の風土や古来からの価値観、考え方、感覚
と言ったようなものに
すぐに欧米の制度などが合うものだろうか
もちろん
夫婦別姓や共同親権など
そうなった方が良い面はたくさんある
あとは
日本独自の
日本なりの
はんなりとした良さ
みたいなものが
うまく
ミックスされると良いのだろうな