「親権をとれますか?」
という言葉は
よく聞いてきたけれど
「親権もらますか?」
は
初めて聞いた!!!
申し訳ないけれど
(もちろん本人はとてもともて深刻で真剣なのだろうから)
笑ってしまった
「もらえる」って
いったい誰から
もらうの??
なんでそんな消極的なの?
及び腰なの??
「とる」でしょ!!!
って
猛烈つっこみしながら(心の中で)
「離婚も親権も、『もらう』ではなく『とる(離婚の場合はする)』ものですよ」
と返した
本当にね
この仕事を長いことしていると
このセリフ
なんど
言ったかわからない
「夫が離婚してくれないんですぅ〜〜〜
どぉしたらいいんですかぁ〜〜〜〜」
「だから!!!
離婚はしてもらうんじゃなくて
自分でするの!!!
だって旦那さんは離婚したくないんでしょ?!!
だったらしないの当たり前じゃない!!
なんで
旦那さん頼みなの!!
なんで
旦那さん次第なの!!!」
って
夫のほうが収入がかなり多くて
生活を夫の収入に頼っている奥様の場合に多い発言&思考パターン
自分のほうが収入が多かったり
自分のほうが家計を支えていたり
自分だけで離婚しても子供を育てて生活をしていくことのできる人なら
おそらく、こんなことは言わないし、考えない
それは、その必要がないからだろう
これまで
自分の生活や人生を
夫に頼ってきて、委ねてきて
そして
それが委ねられなくなったのだから
それは、それで
「どうしたらいいんだろう」
となるかもしれないけれど
話は簡単だ
電車を乗り換えればいいだけ
この電車に乗っていたくなかったら
行き先が思っていた行き先と違っていたら
途中で止まってしまったら
終点までいかなかったら
それは
単に乗り換えるしかないのだと思う
単にそれだけ
なのだと思う
私は
「なんでこうなってしまったのだ」
と
本当に
壊れたテープレコーダーのように
同じことを繰り返す母に対して
この電車のイメージをいつも、もっていた
父は
母を終点まで連れて行くことはしなかった
途中で母が乗っていた電車を降り
別の電車に別の女性と乗って行った
それが
父の行きたい方向だったし
おそらく
乗り心地の良かった電車だったからだろう
そういう選択をした父に対して
私は非難などをするつもりは毛頭ない
私も
母には散々苦労したので
父の選択には頷けるからだ
そして
母に対しては
終点まで行くと思っていた電車が
終点まで行かずに
途中駅で止まったままになってしまったのなら
それは
電車を乗り換えるしかない=別の男性と再婚すればいいでしょ
だった
でも、ね
なぜか母は
いや、なぜか
じゃないのかな
けっして電車を乗り換えようとは
どうしてもしなかった
だから
30年前からおんなじところで
ずっと止まったままだ
私は
先に進みたいほうだし
他の電車を探してでも乗るタイプだから
母の選択は
本当に
全くよくわからないけど
そういう選択や
生き方もあるのだな
と思う
ってことで
話が大きくズレてしまったが
離婚は「してもらう」ではなく、自分で「する」もの
親権は「もらう」のではなく、自分で「とる」もの
そのために
必要なのが
実家だったり
仕事だったり
家族・親族の協力だったり
お友達たちの協力だったり
するのなら
それを
ただ
すればいいだけである
仮にもし
「離婚できますか?」
「はい、できますよ」
「親権もらえますか?」
「はい、もらえすよ」
と言われたら
その後、どうするのだろう??
「はい、できますよ」
と言われたって
困るのだと思う
それは
あなたが離婚したいのは
その夫と別の場所に住んで
別の生活をして
別の人生を歩みたいからでしょ?
だったら
どこで、どんなふうに、なにをして
その
別の人生を歩んだらいいのか
歩むことができるのか
を
ただ
考えればいいだけ
それは
進学のときの
進学先の選択であったり
就職するときの
就職先の選択だったりするのと
おそらく
同じなのではないかと思う
「東大入れてくれますか?」
とは
聞かないだろう笑